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酸素カプセル
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体内には2種類の酸素があります。
それは【結合型酸素】と【溶解型酸素】です。
結合型酸素はその名の通り、血液中のヘモグロビンと結びつく酸素です。
そして体内酸素の99%が結合型酸素なのですが、ヘモグロビンと結合している為にヘモグロビンの量を超えて運ばれることはありません。
全身の血管の90%は毛細血管ですが、結合型酸素は分子量が大きく毛細血管を通りにくいという特徴があります。
一方、溶解型酸素はヘモグロビンの量には依存しません。
また分子が小さいので血液、体液に直接溶け込み毛細血管を通りやすいのです。
つまり溶解型酸素を体内に多く取り入れることが大切なのですが、溶解型酸素は通常の呼吸だけでは非常に少なく、酸素吸入だけでは増えません。
そのような悩みを、高気圧環境・高濃度酸素を搭載したO2カプセルが解消します。
酸素カプセルはヘンリーの法則に基づき、極めて理論的な形で体内の溶解型酸素を増やします。
ヘンリーの法則とは【気体が液体に溶解する量は、その気体の分圧に比例する】という理論です。
酸素カプセルは最大1.3気圧の高気圧環境を生み出し、MAX50%の高濃度酸素を吸入することが出来ます。
酸素とカラダ
「全ての病気は酸素の欠乏症である」野口英世(医学博士)
現在、地球上のいたるところで大気汚染、環境悪化などによる酸素不足が起きています。
数百年前は25%近かった大気中の酸素濃度が現在では平均して21%まで落ちています。
更にストレス、不規則な生活習慣、喫煙、飲酒、体力の衰えによって、現代人は慢性的な酸素不足に陥っています。
空気中の酸素濃度が低下することを「酸素欠乏症」と言い、人体が酸素濃度18%未満の環境におかれると生じます。
酸素不足は様々な疾患の引き金になる可能性もあり、大変危険です。
また、血中酸素濃度が低い人は、痩せづらい体質になってしまったり、疲れが取れにくくなることもあります。
酸素の働き
全身の酸素消費量の20~25%は脳で消費すると言われています。
脳の働きが活発になると、通常よりたくさんの酸素が必要となります。
そして、酸素が十分に供給されると、脳は活発に働いているα波を出している状態になります。
この状態は、集中力や記憶力が高まっていることを示します。
疲れは、筋肉に乳酸が溜まっていくと感じるようになってしいます。
肩のコリや身体のだるさも乳酸の仕業です。
酸素はこの乳酸を炭酸ガスと水に分解して体外へ排出します。
プロ野球チームやサッカーチームなどが酸素カプセルをチーム内に設置しているのは、この効果を狙ってのことが多いのです。
糖分や脂肪を燃焼させる脂肪分解酵素のリパーゼが活動するためには、十分な酸素が必要です。
酸素を身体に取り込むことで、新陳代謝をアップさせ、脂肪燃焼を促進し、普段の基礎代謝が高まります。
また、体内の脂肪量には脳内の物質も関係してきます。
脳に酸素を大量に取り込むことで、身体の脂肪量を調節する脳内物質のレプチンが増えてくるといわれています。
このレプチンが正しく働くことで、余分な脂肪を溜め込まないように脳が身体に指令を出してくれます。
そうすることで、太りにくい体質を作ることにもつながるのです。
イングランド代表のサッカー選手、ベッカム選手が、ワールドカップ直前に骨折をした後、驚異的な回復を見せました。
この時ベッカム選手が使ったといわれるのが高気圧酸素療法です。
酸素カプセルも、ケガの回復には同じような効果があるといわれています。
というのも、筋肉や靭帯の損傷や骨折などで傷ついた細胞を再生するには、多くの酸素を必要とするからです。
また、手足の末端にまで届く溶解型酸素は、細胞の活動を活発にし、血行を促進します。
酸素カプセルで細胞に届けられる溶解型酸素は毛細血管も通りやすいため、皮膚細胞の活性化も期待でき、新陳代謝も活発になるため、皮膚の再生サイクルが正しく整えられ、美肌効果が期待できます。